ミカルディスについて考える男性

高血圧の治療薬にミカルディスというのがあります。この薬は、体内のアンジオテンシン受容体に働く成分により、血圧を下げる働きがあります。ここでは、そのしくみを解説します。高血圧を治療したい方は、ぜひ参考にして下さい。

ミカルディスで昼間は血圧が正常?血栓のリスク

血圧が高い状態が続いてしまうと様々な臓器に負担がかかることになります。血管、心臓、腎臓がそういった負担のかかる臓器として代表的なものであり、高血圧が原因となってこれらの臓器に合併症が生じるということはよくあります。そのため、高血圧治療においては降圧剤を用いて血圧を下げることがスタンダードとなっており、ミカルディスのような降圧剤が広く用いられるようになっています。特に血管への負担から動脈硬化が生じるということは多くの人が懸念することとなってきており、それによって血栓が生じやすくなってしまいます。血栓によって血流が滞ることにより脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患がもたらされてしまうリスクが高まることから、その予防を行っていくことが大切になります。血圧のコントロールを行う上で重要となるのは昼間だけでなく夜間や早朝の血圧もコントロールするということであり、昼間の血圧が正常だからといって安心してはならないのが事実です。ミカルディスのように一日一回の投与で良い降圧剤を朝食後に飲んでいると、起床時には血中濃度が低くなってしまっているため、早朝に高血圧を生じるリスクが高くなります。その結果として、昼間は正常な血圧であっても朝に高いために動脈硬化が生じてしまい、それが引き金となって血栓が生じて脳梗塞で倒れてしまうということもしばしば見られる現象です。そのため、早朝高血圧が懸念される場合には夕食後にミカルディスを服用するといった方法で血圧が高くなりやすい時間帯にしっかりと薬効が生じるようにするということが大切になります。そういった考え方をすることによって合併症のリスクを著しく低下させることができます。